一部民間企業においては,2009年6月10日(水)にボーナス(賞与)が支給されたところが多いが,全世界的な不況の中ガックリしたサラリーマンも多いだろう. そもそも零細企業においては,ボーナスすらないというところも多い. そんな苦しい生活を,少しでも生活費を節約しようと,各家庭では,必要最低限の買い物だけに絞る. さらに,中小の小売店を中心に苦しい状況に追い込まれ,不況へ落ちこんでいく. いわゆる,不況スパイラルだ.
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そんな,不況スパイラルからの抜け出しのためにおこなわれたのが定額給付金だ. ただ,定額給付金は現金での支給となるため,消費されたのか,貯蓄されたのかはわからない. そもそも,お金には目的がひも付いているわけでもない. 緊急の小売店舗対策として企画されたのが,ふなばしダブルプレミアム商品券の発行だ. 同じような施策は,バブル経済がはじけた1999年に地域振興券(当初はふるさとクーポン券と言っていた)としておこなわれたことがある. だが,当時の効果はいまひとつであった.
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船橋市商店会連合会が主体となって販売されたふなばしダブルプレミアム商品券は,2009年5月30日(土)と5月31日(日) の 10:00 から 15:00 に販売された. 高根台公民館,東部公民館,二和公民館,小室公民館,西船橋出張所,習志野台出張所,下総中山消防会館や,東武百貨店船橋店,西武百貨店船橋店,イトーヨーカ堂船橋店の大型店などの場所だ. ふなばしダブルプレミアム商品券の販売は1人3冊まであったが,5月30日(土)の1日だけで完売. それも,午前中だけでなくなってしまった. 結果,5月31日(日)には販売されなかった. 1冊1万円×3万冊の3億円分が販売された.
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ふなばしダブルプレミアム商品券は,1冊10,000円で,500円券×23枚+抽選券1枚の構成になっている. 15%が上乗せされていて,1500円分がお得になっている. 地域によっては,10% や 20%, 25% のところもある. 定額給付金プレミアム商品券を購入すれば,さらに増額できることになる.
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ただし,ふなばしダブルプレミアム商品券には利用期限があり,2009年10月31日を過ぎると商品券は無効となり利用できなくなる. 当然,船橋市内の認定された取扱店でしか利用できなく,また払い戻しもしない.
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ふなばしダブルプレミアム商品券は,赤色(ピンク)のものと青色(ブルー)のものの2種類があり,中小小売店舗専用券(赤色)が9枚,中小小売店舗と大型店で利用できる共通券(青色)が14枚がセット(1冊)となっている. ららぽーとTOKYO-BAY(南船橋)はモールではあるが,大型店の扱いになる(テナントにより扱わないところもあるので注意). 使えるお店は,赤色(ピンク)と青色(ブルー)のスッテカーが目印として貼られている. また,ダブルのネーミングにもなっているもうひとつのプレミアムが抽選券だ. 1冊に1枚付いている. 抽選では,総額200万円相当の商品があたる. 地域によっては,トリプルプレミアム商品券を発行しているところもある.
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(2009年06月13日)ふなばしダブルプレミアム商品券@船橋市の地域商品券(2)