千葉市花見川区幕張町5丁目の国道14号沿いにあったラオックス幕張は,2009年5月24日(日)で完全閉店した. 同じく,市川市鬼高のラオックスコルトンプラザ店も,2009年5月24日(日)で完全閉店している. 
家電量販店のラオックス(株)一時は,同じ家電量販店のノジマがラオックスともに(仮称)ノジマ関東を設立し,ノジマ幕張店になるはずだったが,ノジマ側から一方的に提携破棄を通告し,この計画は消滅してしまった.
その後,雇用の面でノジマに対して批判が出たため,ノジマは新会社の設立はしないものの,従業員200人を再雇用してもよいと発表した. しかし,実態は40歳以上のノジマ入社は難しいようだ.
一方,2008年12月31日(水)に完全閉店していた習志野市東習志野7丁目のラオックス東習志野店は,ラオックスが作った東習志野ショッピングセンターだったということもあり,同じラオックスグループの中古ゴルフクラブとゴルフ用品専門店のゴルフドゥ東習志野店として再スタートしている.
ラオックス幕張店は, 2000年2月24日(木)にオープンしている. この年は,ラオックス創業70周年(ラオックスとしては25周年)を迎え,東証2部上場の初年度の年だった. ラオックスとしても絶好調の時期で,2000年度の売上高は2000億円達成を目指していた. ラオックス幕張店の出店は,ラオックスにとっても戦略的な意味を持っていた.
ラオックス幕張店の場所は,国道14号に面していて,近くには総合スーパーのイトーヨーカ堂,スーパーのオリンピック(現ヤマダ電機)があり,場所としてもそんなに悪い場所ではなかった. 
船橋市から千葉市にかけての国道14号沿い50万世帯120万人の商圏を想定していたため,競合する同地域にあったラオックス船橋ららぽーと店,ラオックスザコンピュータ館千葉店,ラオックスポートスクエア千葉店,ラオックス千葉東寺山店の4店舗を,2000年1月31日をもって閉店させた. 
オープン当時のラオックス幕張店の売場は,1F-2F の2フロア構成で,売場面積は2872m2(約868坪)もあった. 3F-4F-屋上は,計175台の駐車場となっていた. 1F は,白物商品,季節商品,オーディオビジュアル商品,理美容品,健康器具,携帯電話関連商品. 2F は,コンピュータと関連商品,ゲーム関連が中心のフロアとなっていた.
だが,同じ郊外型店舗を展開していた家電量販店のコジマやヤマダ電機に侵食され,徐々に売上げは落としていく. 北関東を発祥の地としている群馬のヤマダ電機,栃木のコジマ,茨城のケーズデンキの3社は,通称 YKK と呼ばれ抜群の販売力をもっていた(最近では,ヨドバシカメラを加えて,ヤマダ,コジマで Y2K ともいう).↓近くの千葉市美浜区幕張西1丁目のコジマNEW幕張インター店.
最終的には,2F フロアは100円ショップのダイソーに譲り渡して,店舗面積を半減させていた. ラオックス幕張店の跡地は,賃貸ということもありラオックスは賃貸契約を解除する. うわさ(噂)では,レンタルビデオと書店のゲオになるようだ.
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