千葉県教職員不祥事は,今に始まったことではなく,毎年のように繰り返されている. 特に最近多いのが,生徒の個人情報を USBメモリーに入れてへ持ち帰えり,そのまま紛失してしまうような事故だ. 本来ならば,作業を行うのは学校だけとなっているわけだが,学校だけではテストの採点などの作業が終わらないため,に持ち帰って作業を行うことも多い. そのような過程で,生徒の個人情報が入った USBメモリーなどを紛失してしまうのだ.
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専門家からは,公務員セキュリティ意識は大手民間企業から5年は遅れていると指摘する. すでに企業では,持ち出し禁止または,ハードデスクが暗号化されたノートPCでないと持ち出せない,というルールをおこなっているところが多い. 生体指紋認証付きUSBメモリーを使っても,自宅のPCからウィルス感染し,そのまま企業内(学校内)に持ち込んでしまうからだ. どうしても,自宅の PC を使う場合でも,シンクライアントという特殊な環境を使って会社のもうひとつのコンピュータをリモートコントロールするする方法を使っている.
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それでも,個人情報の紛失程度であれば,懲戒処分戒告処分程度. しかし,依然として減らないのが懲戒免職(ちょうかいめんしょく)処分だ. あらゆる懲戒処分の中でも最も重い処分で,民間企業では解雇に相当する. しかし,公務員の懲戒免職は,それよりも重い. ほとんどの場合,退職手当(退職金)を支給せずに免職できる. また,懲戒免職を受けた者の,氏名や職名なども公表されてしまうので,再就職も難しい.
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これだけ重い処分にもかかわらず,千葉県立高校の教職員が懲戒免職を受けた...
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